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ターゲット


本機能におけるユーザーのロール

管理者 共同管理者 アセットマネージャー 閲覧者
ターゲット 閲覧
追加/編集/削除


概要

ターゲットは、 エージェントから Synthetic テストトラフィックのエンドポイントです。

以下の記事では、ターゲットの機能と管理についてご説明します。

ターゲットの種類

Service Experience Insightはマネージドターゲット非マネージドターゲットに対応します。

  • 非マネージドターゲットは、エージェントから Synthetic テストトラフィックを受信するパブリックIPアドレスとドメインです。
  • マネージドターゲットは、他のエージェントから Synthetic テストトラフィックを受信する、ターゲット機能が有効化されているエージェントです。
  • プロービングプロトコルと使用可能なメトリックは、ターゲットのタイプによって異なります。


ターゲットタイプ別のプロトコル

ICMP HTTP UDP 速度テスト
非マネージドターゲット --
マネージドターゲット --


対応プロトコル別のメトリック

ICMP HTTP UDP 速度テスト
ジッター(ms) --
ロス(%) -- --
HTTP可用性(%) -- -- --
HTTPリクエスト返答時間 (ms) -- -- --
接続のセットアップ DNSルックアップ(ms) -- -- --
初期の接続(ms) -- -- --
SSL (ms) -- -- --
リクエストの返答 リクエスト送信 (ms) -- -- --
待機TTFB (ms) -- -- --
コンテンツのダウロード(ms) -- -- --
ホップのレイテンシー(ms) --
プロービング間隔デフォルト 30秒 60秒 30秒 1時間
プロービング間隔カスタム 1秒 ~10分 30秒 ~10分 100ミリ秒 ~10分 1、6、12、24時間
プロービング期間 NA NA NA 3、8、または10 秒


ターゲット

1. ページタブ - ターゲットとターゲットグループの表示

2. 情報パネル - パネルはマネージドターゲット、非マネージドターゲット、およびターゲットプロトコルごとのターゲットの数をまとめて表示します。

4. ターゲットの追加ボタン - クリックしてターゲットの追加モーダルを開き、非マネージドターゲットを作成します。詳しくは ターゲットの追加をご参照ください。

5. 検索とフィルター

検索 - アイコンをクリックして、さまざまな属性でターゲットをすばやく検索します。

  • テキスト検索は、部分一致またはファジー論理に対応します。
  • クエリは1つのテキスト検索に限定されます。フィルターを使って複数の属性を組み合わせてください。
  • テキスト検索を1つまたはそれ以上のフィルターと組み合わせて、and ステートメントのクエリを作成します。
    • 例: 検索とフィルタを組み合わせて、カリフォルニア州サニーベール (テキスト検索)のWiFiアクセスポイント(グループのフィルタ) のすべてのターゲットを見つけ出します。
検索可能なターゲットの属性
属性     使い方
位置    マネージドターゲットとして使用されるエージェントのプライマリー場所
- 通り名、郡名などターゲットのプライマリー住所を部分検索できます。
- 緯度/経度で検索できません。緯度/経度の入力はターゲットの位置に最も近い住所が表示されます。
ターゲット ID ターゲットIDはターゲットのユニークな識別子です
-「cloud-vm-gcp-us-west2-lo-59eccr-ICMP」というターゲット名の形式では、小文字とハイフン、そしてユニークな6桁の英数字文字列が¥あります。
- すべてまたは一部のユニークな識別子文字列で検索が可能です。
ターゲット名 ターゲット表示名の全部または一部で検索
グループ  グループ名の全てまたは一部で検索
- フィルターを使用して、複数のグループからターゲットを見つけます。
IP/ドメイン ターゲットのIPまたはドメインのすべてまたは一部で検索
タグ  ターゲット名の全部または一部で検索
- フィルタを使用して、複数のタグからターゲットを見つけます。
タイプ マネージドまたは非マネージドのターゲットで検索


フィルター - アイコンをクリックしてフィルターを使用します。複数のフィルターで and ステートメントを作成します。

フィルター キー オペレーター フィルター オプション
IP/ドメイン 等しい  テキスト入力: IPまたはドメイン名の全部または一部
グループ 含む ターゲットグループのリスト
(複数選択) 
タイプ 等しい マネージドターゲットまたは非マネージドターゲット
(単一選択)
タグ 次を含む  ターゲットタグのリスト
(複数選択)
プロトコル 等しい オンラインターゲット、オフラインターゲット
(単一選択)


6. ページネーション

  • テーブルは1ページあたり最大100行まで表示します。
  • ページネーションのコントロールは、テーブル内の項目合計数を表示します。
  • フィルタリングとソーティングによって、カウントが変化します。
  • ドロップダウンメニューでテーブルの表示数を変更することができます。デフォルトでは25項目が表示されます。
  • 右矢印で次のページに進み、左矢印で前のページに戻ることができます。
  • ページの進みと戻りは、ページのリスエストが読み込まれて表示されるまで、ページ送りは無効です。

7. テーブルの並べ替え

  • テーブルの列のうち、名前とグループはソート可能です。
  • テーブルは Unicode 値でソートされ、昇順 (A から Z) で表示されます。
  • 名前またはグループ列のラベルをクリックすることで、ソートの順序を変更することができます。
  • ソートする際は、テーブルの列のラベルに矢印マークが現れます。
    • テーブルが昇順にソートされていることを示します。
    • テーブルが降順でソートされていることを示します。
  • テーブルソートは検索APIの機能です。 - ラベルをクリックすることで、ページ分割された結果を昇順または降順で返すリクエストがサーバーに送信されます。 - ページネーションを次に進めると、指定された順序で次のページが読み込まれます。 - ソートの順序を変更しても、どのレベルのページネーションでも逆の順序、またはそのままの順序のページネーションが表示されます。 - 例: テーブルに675個の項目があると仮定します。25項目が英語のアルファベットの各文字で始まり、表は1ページに24個の項目を表示するように設定されています。 - テーブルは頭文字Aで始まる25項目が昇順で表示されます。 - 次のページに進むと、頭文字Bで始まる項目26〜50が表示されます。 - 2ページ目のソート順を変更すると、Yで始まる項目626〜650が表示されます。
  • 一部のUnicodeの特殊文字をサポートしていません。もし「①」(U+2460)などの特殊文字を使って、正しい順序が表示されない場合は、特殊文字を「1」など一般的な文字に置き換えてください。

8. テーブルのエクスポートとカスタマイズ

  • テーブルのエクスポート
    • アイコンをクリックし、ターゲットの記録を.CSVまたは.JSON形式で出力できます。
    • 出力ごとにターゲットテーブルのページに表示されているターゲットと列が出力されます。出力は最大100ターゲットまで対応します。
    • 次のページへ遷移する矢印を使って、出力用に追加のテーブルデータを読み込みます。
    • 生のAPI値が出力されるため、ダッシュボードに表示される簡易なラベルや値とは異なる場合があります。
  • テーブル列のカスタマイズ:
    • アイコンをクリックして、テーブルのカスタマイズモーダルを開きます。
    • テーブルのカスタマイズは Webブラウザのローカルメモリに保存され、他のユーザーのビューは変更されません。
    • ブラウザのキャッシュをクリアするか、別のブラウザを使用すると、デフォルトのテーブル列と列幅がリセットされます。
  • テーブルのカスタマイズについては、エージェント記事のテーブルのエクスポートとカスタマイズをご参照ください。

9. ターゲットリスト

ターゲット行
列    表示値
ターゲットを選択して一括編集するためのチェックボックス
名前 ターゲットの表示名リン
- ターゲットページ をクリックして、ターゲットに関するメトリックと情報を表示します。
ターゲットの種類 ターゲットに割り当てられたグループ
プロトコル ターゲットプロトコル
- マネージドターゲットは、ICMP、UDP、および/または速度テストのターゲットプロトコルに対応します。
- ターゲット機能が有効になっている静的およびクラウドターゲットは、マネージドターゲットになります。詳細はエージェント記事のエージェントコンフィグレーションセッションの マネージドターゲットエージェントをご参照ください
IP/ドメイン ターゲットに割り当てられたIPまたはドメイン
グループ ターゲットに割り当てられたグループ
住所    ターゲットのプライマリー場所
- 住所の全部または一部を表示
- ターゲットの場所として緯度/経度を入力すると、最も近い住所が表示されます。
アクション アイコンをクリックしてアクションメニューを開きます
編集 クリックして編集モーダルを開きます。
削除 クリックして削除モーダルを開きます。


10. ターゲットセレクターと一括編集

  • ターゲットリストを検索またはフィルタリングして、1つ以上のターゲットのステータスとプロパティを編集します。
  • チェックボックスをクリックして特定のターゲットを選択するか、「すべて選択」を選択して、テーブルに表示されているすべてのターゲットを編集または削除します。
  • フッターメニューから一括編集オプションを選択します。
    • ターゲットの削除
    • ターゲットタグの追加
    • ターゲットタグの削除。これにより、選択したターゲットのタグが削除されます。タグが削除され、どのターゲットにも割り当てられなくなります。
    • グループの更新。グループからのターゲットの追加、変更、または削除。
    • 一括編集では、選択したターゲットの編集モーダルが表示されます。選択したターゲットの異なる属性を編集する場合は、この方法をを使用してください。
  • ターゲットの削除
    • 削除されたターゲットと関連するすべてのターゲットのデータは永久に失われ、復元できません。
    • ターゲット削除モーダルでは、削除するターゲットの数を入力し、確定ボタンをクリックしてください。
    • ターゲットは、アドミン、コアドミン、およびアセットマネージャーの役割を持つユーザーが削除できます。ユーザーの役割と権限の詳細については、ユーザー管理を参照してください。


ターゲットの追加

  • このモーダルは、非マネージドターゲットのみを追加するために使用されます。
  • ターゲット機能が有効になっているエージェントは、自動的にターゲットになり、ターゲットテーブルにリストアップされます。

  • ターゲットに名前を付けます
    • ターゲット作成時にユニークなターゲットID が割り当てられるため、ユニークなターゲット名は必要ありません。
    • 各ターゲットには、ロジカルでユニークなわかりやすい名前を付けることをお勧めします。
  • ターゲットのプロービングプロトコルを選択します
    • 非マネージドターゲットは、ターゲット記録ごとに1つのプロトコルに対応します。
    • プロトコルごとにターゲットを作成してください
    • たとえば、サービスAに ICMPおよびHTTPプローブを送信する2つのターゲットを作成します。
      • ターゲット名: サービス A (ICMP)、ターゲットプロトコル: ICPM、ターゲットアドレス: サービス A IP
      • ターゲット名: サービス B (HTTP)、ターゲットプロトコル: HTTP、ターゲットアドレス: サービス A ドメイン
    • URL(対象アドレス)
    • ICMP、UDP、および速度テストするターゲットのターゲットのIPを入力してください。
    • HTTPターゲットのターゲットドメイン (URL)を入力してください。
  • ターゲットのアドレスを追加します。
    • アドレスはオプションですが、サービスが複数の地域でアクセスされる場合に役立ちます。
    • アドレスを持つ非マネージドターゲットは、未来のバージョンでターゲットのページマップに表示される予定です。
  • グループ
    • ドロップダウンのリストから既存のグループを選択します。
    • 新しいグループが必要な場合は、現在ターゲット作成中のプロセスを完了してください。次にターゲットページのグループタブで新しいグループを作成し、ターゲットを編集して新しいグループに追加してください。
    • 詳しくはターゲットグループの役割と用途をご参照ください。
  • タグ
    • ドロップダウンリストから1つまたは複数の既存のタグを選択します。
    • タグ名を入力して、リストから検索します。その検索テキストが既存のタグと一致しない場合、新しいタグが作成され、ターゲットに割り当てられます。
    • さまざまなタグを作成して、ターゲット間の関連付けをさらに作成します。
    • タグ付けにより、カスタムのメトリクスビューを簡単に作成したり、タグ付けされたターゲットをプロービング割り当てから自動的に追加または削除したりできます。例えば:
      • サービスインサイト: 「SaaSサービス」、「WiFiアクセスポイント」、「Office365の可用性」、「Genesys Cloud API」など。
      • 特定のネットワークセグメントまたはホストデバイスの種類: 「スイッチグループA」、「Wifiアクセスポイント」など。

ターゲットグループ

ターゲットグループは、ターゲット間の最高レベルの関連付けを提供します。

1. ターゲットグループ作成ボタン

  • ボタンをクリックしてグループ作成モーダルを開きます。
  • グループ名を入力し、保存をクリックします。
  • 新しいグループは、ターゲットの追加およびターゲットの編集モーダルで使用できます。

2. グループの検索

  • テキスト検索を使用してグループを検索します。
  • フィルタ機能に対応しません。

3. ページネーション - テーブルは1ページあたり最大100行まで対応します。

4. テーブルのエクスポートとカスタマイズ

  • テーブルのエクスポート
    • アイコンをクリックし、ターゲットの記録を.CSVまたは.JSON形式で出力できます。
    • 出力ごとにターゲットテーブルのページに表示されているターゲットと列が出力されます。出力は最大100ターゲットまで対応します。
    • 次のページへ遷移する矢印を使って、出力用に追加のテーブルデータを読み込みます。
    • 生のAPI値が出力されるため、ダッシュボードに表示される簡易なラベルや値とは異なる場合があります。
  • テーブル列のカスタマイズ:
    • アイコンをクリックして、テーブルのカスタマイズモーダルを開きます。
    • テーブルのカスタマイズは Webブラウザのローカルメモリに保存され、他のユーザーのビューは変更されません。
    • ブラウザのキャッシュをクリアするか、別のブラウザを使用すると、デフォルトのテーブル列と列幅がリセットされます。
  • テーブルのカスタマイズについては、エージェント記事のテーブルのエクスポートとカスタマイズをご参照ください。

ターゲットグループの役割と用途

  • エージェントグループを使用して、論理的にエージェントマッピングし、ユースケースをモニタリングします。例えば:
    • モニタリング対象サービス・ユースケース:「SaaSの可用性」「リモートワーカー向けサービス」「IoTベンダークラウド」
    • ワークグループまたは機能: 「仮想イベントサービス」、「PeopleSoft」、「カスタマサポートクラウド」
    • 機能ネットワーク領域: 「アクセススイッチ」、「VPNコンセントレータ」、「WiFiアクセスポイント」^
  • 論理的にグループ化されたターゲットを有効化します。
    • リスト、マップ、メトリックをフィルタリングして、有意義なダッシュボードビューを作成します。
    • プロービング割り当てにターゲットを割り当てます。
      • グループ内の現在および未来のすべてのターゲットは、自動的にプロービング割り当てに追加されます。
      • ターゲットのグループを削除または変更すると、プロービング割り当てから除去されます。
      • これにより、新しいターゲットがデプロイされたとき、または既存のターゲットが削除されたときにプロービング割り当てを手動で更新する手間が省けます。
  • エージェントグループはマネージドターゲットに使用されます。
    • エージェントのターゲット機能が有効になっている場合、そのエージェントは他のエージェントのマネージドターゲットになります。
    • エージェントと同様に、ターゲットにはターゲットグループと呼ばれるグループがあります。
    • マネージドターゲットはエージェントであり、エージェントは自分自身をプローブできないため、マネージドターゲットはエージェントのグループを継承します。例えば:
      • エージェント A は「モニタリングエージェント」エージェントグループに属しています。
      • エージェント A のターゲティング機能が有効になっています。
      • エージェント A は、「モニタリングエージェント」ターゲットグループのマネージドターゲットになりました。
      • エージェント A のエージェントグループを変更すると、エージェントAのマネージドターゲットのターゲットグループが自動的に変更されます。
    • 詳しくはマネージドターゲットをご参照ください。

ターゲットページ

  • 各ターゲットに詳細ページが表示されます。
    • ターゲットの情報
    • ターゲットをプローブしているターゲットのメトリックをモニタリングします。
  • ターゲットテーブルまたはプロービング割り当てのターゲットタブにあるターゲット名をクリックして、ターゲットページに遷移します。
  • 非マネージドターゲットページはマネージドターゲットページと異なります。
    • 非マネージドターゲットは、ターゲットセクションのみで構成されます。
    • マネージドターゲットはターゲットのターゲット属性であり、ターゲットページから構成されます。

非マネージドターゲットページ

  • ターゲットの詳細
    • 名前とID
    • タイプ: マネージドまたは非マネージドターゲット
    • ターゲットのIPまたはドメイン
    • ターゲットのプロトコル:
      • 非マネージドターゲット: ICMP、HTTP、または速度テスト
      • マネージドターゲット: ICMP、UDP、または速度テスト
  • ターゲット
    • ターゲットテーブルからターゲットページに到達したすべてのターゲットは、デフォルトで選択されます。
    • プロービング割り当てにリンクされたターゲットページは、そのプロービング割り当てで使用されるターゲットのメトリックを表示します。
    • ターゲットリンクをクリックして、ターゲットのメトリックプロットに表示されているターゲットを変更します。
  • 非マネージドターゲットの編集と削除
    • 非マネージドターゲットは、ターゲットページまたはターゲットテーブルのアクションアイコン から編集できます。
    • アイコンをクリックして、ターゲットを削除します。
    • アイコンをクリックして、ターゲットの編集モーダルを開きます。

マネージドターゲットページ

  • マネージドターゲットページは、ターゲットとして使用されるターゲットのコンフィグレーションに関する情報が表示されます。
  • Synthetic テストトラフィックをターゲットに送信しているすべてのターゲットのレイテンシー、ジッター、および損失のメトリックを表示します。
  • ターゲットのローケーションを示すマップビュー
  • マネージドターゲットの編集と削除
    • マネージドターゲットは、ターゲットページまたはターゲットテーブルのアクションアイコン から編集できません。
    • リンクされたターゲット名をクリックして、該当のターゲット属性をターゲット記事のターゲットの追加と編集 のセクションで説明されているように編集します。
    • アイコンをクリックして、ターゲットを削除します。
    • アイコンをクリックして、ターゲットの編集モーダルを開きます。



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