ja-JP
ja-JP

モバイルエージェントのインストール


この記事の内容


デスクトップ向けService Experience Insightsモバイルエージェント

多種多様なネットワーク環境でのデプロイに対応するために、様々なエージェントソフトウェアが用意されています。WindowsおよびmacOSでネイティブアプリケーションとして動作するモバイルエージェントは、簡単にデプロイでき、エンドユーザーのPCからネットワーク経由でモニタリングサービスにメトリクスを送信できます。

デスクトップ向けモバイルエージェントは、Microsoft Intune JAMFなどのモバイルデバイスマネージャ(MDM)経由でリモートでインストールとアクティベートするか、またはダウンロードしてセルフインストールすることが可能です。

  • Windows向けモバイルエージェントは、ダウンロードページまたはMicrosoft Storeからダウンロードできます。
  • macOS向けモバイルエージェントは、ダウンロードページからダウンロードできます。

ソフトウェアのダウンロードとインストールが完了した後、モバイルエージェントのアクティベートに使うワンタイムの個別トークンをIT担当に提供いただくかユーザーに自動で案内メールが送信されます。

以下はモバイルエージェントをWindowsおよびmacOSデスクトップにセルフインストールするためのステップバイステップの手順です。


ホスト環境の確認

WindowsまたはmacOSデバイス

  • デバイスに十分なストレージがあることを確認してください。
    • 必要最低限のストレージ:250 MB
  • デバイスにインターネットアクセスがあることを確認してください。
  • デバイスがファイアウォールの裏で動作している場合:
    • エージェントが送信する合成プロービングトラフィック向けのプロトコルに対応するため、ファイアウォールを設定してください。
    • 下記にリストされたすべてのファイアウォール設定を実施することをおすすめします。これらの設定を行わない場合、エージェントやプロービングポリシーを設定したとしても、ファイアウォールによってブロックされる可能性があります。
  • エージェントからスピードテストターゲットへのアクセスを確認してください。
    • スピードテストはHTTP CONNECTリクエストを利用してHTTP接続をWebSocketをアップグレードします。HTTPプロキシサーバによっては、非SSLポートへのHTTP CONNECTリクエストがデフォルトで拒否されている場合があります。
    • OSまたはSEIエージェントにHTTPプロキシを設定していて、かつスピードテストサーバのSSLが有効になっていない場合は、HTTPプロキシサーバに非SSLポートへのHTTP CONNECTリクエストが許可されていることを確認してください。


ファイアウォールの設定要件
プロトコル ポート 宛先 方向性 目的
エージェントがService Experience Insightsに接続するために必要な要件
TCP 443 *.edgelq.com アウトバウンド SEIコントローラへのアクセス(HTTPプロキシが設定されている場合は、HTTP2に対応する必要があります)
UDP 53 DNSサーバーIP アウトバウンド DNSルックアップ
UDP 3478, 19302 * アウトバウンド Stunサーバー - パブリックIPアドレスを決めるために使用する
エージェントがファイアウォール外のターゲットとのプロービングセッションを確立するために必要な要件
TCP 80/443 HTTP(S)ターゲットの設定 アウトバウンド HTTP(S)ターゲットアドレス
ICMP N/A ICMPターゲットの設定 アウトバウンド デフォルトおよびカスタムターゲットへのICMPプローブ
経路追跡のために外部サーバーからのICMP Time exceededメッセージは、ファイアウォールでブロックされないようにする。
UDP UDPポートの設定(デフォルト値:5001) UDPターゲットの設定 アウトバウンド UDPターゲットアドレス
UDP UDPポートの設定(マネージドUDPターゲットはデフォルト値:5001、その他のUDPポート:33434) ホップトレースが有効なUDP/ICMPターゲット アウトバウンド LinuxとMac OSでのホップトレース(エージェントがトレースルートコマンドを実行するWindows OSではICMPのみ使用される)


Windows向けモバイルエージェントのセルフインストール

Step 1: Service Experience Insightsエージェントのアクティベーションメールを受信する

  • Service Experience Insightsエージェントのアクティベーションメールを確認してください。
  • メールには、エージェントソフトウェアをダウンロードするリンクとワンタイムのアクティベーショントークンが含まれています。
  • アクティベーションメールが届かない場合、Service Experience Insightsのプロジェクト管理者にお問い合わせください。


Step 2: エージェントのダウンロードリンクをクリックする

  • リンクをクリックすると使用中のOSに適応したService Experience Insightsのダウンロードページに遷移されます。

 

  • 「ダウンロード」ボタンをクリックすると、MicrosoftストアのService Experience Insightsページに遷移されます。

  • 発行元がNTT America Network Innovations,Inc.と表示されていることをご確認ください。
  • 「ゲット」ボタンをクリックしてダウンロードしてください。
  • セキュリティ警告が表示された場合は無視してください。このアプリケーションのダウンロードはMicrosoftに承諾されていますが、ローカルのセキュリティ設定によって警告が表示される場合があります。

Step 3: アクティベーショントークン

  • エージェントアクティベーションメールよりアクティベーショントークンをコピーしてください。グレーのボックスにエージェント名と共に記載されています。

Step 4: エージェントをアクティベートする

  • アプリケーションディレクトリからService Experience Insightsエージェントを起動してください。
  • エージェントアクティベーショントークンをエージェントアクティベーションテキストボックスに入力し、[次へ]をクリックしてください。

  • エージェントのロケーションを確認し、[開始]ボタンをクリックしてください。
    • ロケーションは、地理的にプロジェクト内のすべてのエージェントのインターネット品質を比較分析するために使用されます。
    • エージェントの設定に応じて、ロケーションはIPルックアップ、ダッシュボードに手動で入力された位置、またはその組み合わせで検出されます。
    • エージェントのロケーションは、最寄りの都市または郡で匿名化されます。ロケーションは後ほど設定で確認でき、いつでも変更できます。
    • ロケーション情報の収集は任意ではなく、オフにすることはできません。

macOS向けモバイルエージェントのセルフインストール

Step 1: Service Experience Insightsエージェントのアクティベーションメールを受信する

  • Service Experience Insights Agentのアクティベーションメールを確認してください。
  • メールには、エージェントをダウンロードするためのリンクとワンタイムのアクティベーショントークンが含まれています。
  • アクティベーションメールが届かない場合は、Service Experience Insightsプロジェクトの管理者にお問い合わせください。


Step 2: エージェントのダウンロードリンクをクリックする

  • リンクをクリックすると、使用中のOSに適応したService Experience Insightsのダウンロードページに遷移されます。

 

  • .DMGファイルをダウンロードするために、ダウンロードボタンをクリックしてください。
  • アプリをアプリケーションフォルダにドラッグアンドドロップしてください。

  • アプリケーションフォルダからService Experience Insightsモバイルエージェント.appを起動してください。


Step 3: アクティベーショントークン

  • エージェントアクティベーションメールよりアクティベーショントークンをコピーしてください。グレーのボックスにエージェント名と共に記載されています。


Step 4: エージェントをアクティベートする

  • エージェントのロケーションを確認し、[開始]ボタンをクリックしてください。
    • ロケーションは、地理的にプロジェクト内のすべてのエージェントのインターネット品質を比較分析するために使用されます。
    • エージェントの設定に応じて、ロケーションはIPルックアップ、ダッシュボードに手動で入力された位置、またはその組み合わせで検出されます。
    • エージェントのロケーションは、最寄りの都市または郡で匿名化されます。ロケーションは後ほど設定で確認でき、いつでも変更できます。
    • ロケーション情報の収集は任意ではなく、オフにすることはできません。


モバイルエージェントのバージョンアップ

モバイルエージェントは定期的にアップデートされます。インストールされたエージェントを最新のバージョンにアップデートすることで、最適なパフォーマンスと最新のSEI機能を使用することができます。

Windowsモバイルエージェントのアップデート
  • WindowsモバイルエージェントはMicrosoftストアからダウンロードでき、新しいバージョンがリリースされると自動更新されます。
  • Microsoft Storeでアプリケーションの新しいアップデートが提供された場合、そのアップデートが自動的にPCにインストールされるまでの時間は、いくつかの要因によって異なる場合があります:
    • アップデート設定:Microsoft Storeの設定で自動更新を有効にしている場合、デバイスがインターネットに接続し、更新プログラムが利用可能になり次第、ダウンロードとインストールが行われます。ただし、Microsoft Storeの更新チェックの頻度により、更新プログラムのダウンロードが開始されるまでに数時間かかる場合があります。
    • ネットワーク接続:PCのインターネット接続が遅い場合や不安定な場合、アプリのアップデートに時間がかかる場合があります。
    • PCの電源:アップデートが利用可能になった際に、PCの電源をオンにしてインターネットに接続すると、アップデートがダウンロードおよびインストールされます。
    • サーバー負荷:人気アプリの新しいアップデートを多くのユーザーが一度にダウンロードしようとすることで、アップデートに時間がかかる場合があります。

アップデートは通常Microsoftストアにリリースされた日にPCにインストールされます。

  • エージェントが自動更新されない場合:

    • Microsoftストアにてアップデートを確認してください。

    • Microsoftストアでアプリの自動アップデートをオンにしてください

    • 貴社のITポリシーに沿って、IT管理者にMicrosoftストアからの自動更新を有効にするように依頼してください。


macOSモバイルエージェントのアップデート

  • MmacOSモバイルエージェントは、エージェントソフトウェアの設定で「自動更新を有効にする」オプションにチェックされている場合、自動更新されます。

  • 手動でエージェントソフトウェアの設定タブで「最新バージョンを確認」ボタンをクリックして、アップデートの確認ができます。

Service Experience Insights - Updated: 2023-06-07 22:38-UTC