エージェントの概要
プランニング
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エージェントの概要
エージェントは、ネットワーク上のホストに配備され、クラウドベースのSEIコントローラーによって管理される軽量のプロービングソフトウェアです。
エージェントの主な機能は以下の通りです:
エージェント間のプロービングは、スタティックエージェントとクラウドエージェントのオプション設定です。これらを設定すると、「マネージドターゲット」として他のエージェントからのプロービングに応答し、プロービング割り当てに追加できます。
多種多様なネットワーク環境での導入をサポートするために、さまざまなエージェントソフトウェアが提供されています。
専用のネットワークデバイスを利用する方式
プリインストールモデルの SPEKTRA Edge デバイスをお使いになるか、EdgeLQ OS が動作している汎用デバイスを使用します。
ネットワークアプライアンスの上でホストする方式
Docker コンテナアプリケーションをデプロイ可能な Cisco や Juniper のルータ・スイッチにデプロイします。
データセンターまたはクラウド環境を利用する方式
パブリックまたはプライベートクラウド環境上の Docker が動作する VM にデプロイします。
エンドユーザの端末を利用する方式
Wエージェントのネイティブアプリケーションを Windows、macOS または Android にデプロイします。セルフインストーションおよびエンドポイントマネジメントがサポートされています。
Agent Type | OS | Runtime | Host Support | Distribution |
---|---|---|---|---|
SPEKTRA Edge 装置 | Linux | EdgeLQ OS | ハードウェアアプライアンス | |
汎用エッジデバイス向けスタティックエージェント | Linux | EdgeLQ OS | Raspberry Pi 4、Dell VEP | イメージファイルはチャネルパートナー契約によって提供されます |
Docker向けスタティックエージェント | Linux | Docker | Cisco Catalyst 9K シリーズルータおよびスイッチ | パブリック Dockerリポジトリ |
クラウドエージェント | Linux | Dockerランタイムを備えたVM | Azure、AWS、GCP | パブリック Dockerリポジトリ |
Windows向けモバイルエージェント | Windows | ネイティブアプリケーション | Windows 10以降 | マイクロソフトストア Service Experience Insights |
macOS向けモバイルエージェント | macOS | ネイティブアプリケーション | macOS 12 Monterery 以降 | .DMGファイルを以下よりダウンロード ntt-dev.io/observability/desktop-agent-download/ja |
すべてのエージェントは、ネットワーク内の内部ターゲットと、インターネット経由でアクセス可能な外部ターゲットに、Synthetic テストトラフィックを送信します。スタティックエージェントとクラウドエージェントは、他のエージェントによるプロービングに応答する「マネージドターゲット」として設定することもできます。この柔軟な機能により、エージェントをネットワーク全体に幅広く配備し、ネットワーク内外の基幹系サービスに対して、ネットワーク・トラフィックの品質に関する継続的かつオンデマンドな分析が可能になります。
プロービング
SEI コントローラの操作:
**オンデマンドのトラブルシューティング: **
すべてのエージェントは、時系列およびオンデマンドのトラブルシューティング・メトリクスを提供します。
以下は、エージェントタイプ別にサポートされているメトリクスです。各メトリクスの詳細については、「メトリクス」 の記事を参照してください。
メトリクスの種類 | メトリクス | スタティック及びクラウドエージェント | モバイルエージェント |
---|---|---|---|
プロービング・メトリクス(時系列) | レイテンシー |
|
|
ジッター |
|
| |
ロス |
|
| |
HTTP可用性 |
|
| |
HTTPリクエスト返答時間 |
|
| |
パスディスカバリー (ASN、ホップレイテンシー) |
|
| |
スピードテスト |
|
| |
デバイス情報(時系列) | CPUとメモリ使用量 |
|
|
送受信インターフェースロス |
|
| |
送受信インターフェースエラー |
|
| |
WiFi信号強度(接続時) |
|
| |
オンデマンド・トラブルシューティング(ストリーミング) | パケットキャプチャ |
| – |
Pingテスト |
|
| |
DNSルックアップ |
|
| |
HTTPテスト |
|
| |
パスディスカバリー |
|
|
エージェントは、パスディスカバリーが有効なプロービング割り当てに追加されると、パスディスカバリーを実行できます。
パスディスカバリーを有効にし、[プロービング割当の追加/編集] モーダルでパスプロービング間隔を設定します。
パスディスカバリーを有効にすると、パスプロービング間隔とトグルスイッチがプロービング割当ページに表示され、オンとオフの切り替えができます。
エージェントは、エージェントとターゲット間のホップのパスディスカバリービジュアライゼーションを作成するために、パスプロービング(トレースルートとも呼ばれる)を実行します。パスディスカバリの可視化は、各ホップのIPとレイテンシー、およびその時点で使用されているキャリアASNを表示します。
パスディスカバリーを有効にしたプロービングディストリビューションのエージェントの場合、ターゲットのプロットラインをクリックすると、選択した時間範囲にプローブされたパスを可視化したグラフが開きます。
パスディスカバリーのメトリクスとパスプロービングの方法については、メトリクス の記事をご参照ください。
パスディスカバリーのトリガー
パスディスカバリーは、以下の4つの方法でトリガーされるパスプロービングにより生成されます:
1. パスプロービングの間隔
2. レイテンシーの変化
直近2分の最小単位のレイテンシー | 偏差しきい値 |
---|---|
100ミリ秒 | +/- 10ミリ秒 |
35ミリ秒~99.99ミリ秒 | +/- 5ミリ秒 |
< 35 ミリ秒 | +/- 3 ミリ秒 |
次の例では、レイテンシーが増加したときに、比較ウィンドウを使用して、自動的にパスのプロービングをトリガする方法を示しています。
3. ターゲットIPの変更を検出
4. オンデマンド・パスディスカバリー
パスプロービングプロトコル
パスプロービングに用いるプロトコルは、パスプロービングのトリガー、ターゲットプロトコル、エージェントタイプにより異なります。
ターゲットプロトコル | スタティックおよびクラウドエージェント (Linux ベース) | macOS向けモバイルエージェント | Windows向けモバイルエージェント | |
---|---|---|---|---|
パスディスカバリーの間隔 | HTTP | TCP | UDP | ICMP |
UDP | UDP | UDP | ICMP | |
ICMP | ICMP | ICMP | ICMP | |
レイテンシーの変化または | HTTP | TCP | UDP | ICMP |
UDP | UDP | UDP | ICMP | |
ICMP | ICMP & UDP | ICMP | ICMP | |
オンデマンド | 任意 | ICMP, UDP, TCP | ICMP, UDP, TCP | ICMP |
パスプロービングの試行回数
試行回数はパスプロービングのトリガー方法によって異なります。
試行回数 | |
---|---|
パスディスカバリー間隔 | 10 |
レイテンシーの変化または | 3 |
オンデマンド | 1〜10の間で設定でき、3がデフォルト設定値 |
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